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2023.01.06 | New Zealand Diary

心地よい眠りのために。

いよいよ本格的な寒さがやってまいりました。
冬になると、ボア付きのシーツやパジャマがひんぱんに登場するようになります。見た目や手触りがファーのようで体を温めるように感じますが、ボアはアクリルやポリエステルといった化学繊維製です。寝具のなかでかいた汗は逃げることなく、睡眠中に体が蒸れてしまいます。暖かいと錯覚する”蒸れ”は、実は睡眠を浅くし、また気づかずに寝具を剥いで寒さで目覚めることも増えてきます。

同様にパジャマも冷えへの怖さから、フリースといった化繊を選んでしまいがちですね。冬場はお風呂上りにはあっという間に体温が下がりますし、お布団はひやりと冷たくて、寝付くまでの時間がゆううつになることも。

しかしパジャマにこそ、YARNをお選びいただきたいと思います。寝具に入るときはできるだけ薄着でいることが、実は快眠の秘訣なのです。

冬季に睡眠に入りやすい寝具内の温度は33℃くらい。湿度は50%程度と言われています。

寝具に入ると数分で、体温の放熱により寝具内の温度と湿度が高まります。室内にいるくらい着こんで寝具に入ると、温度も湿度も寝具内で上がりすぎてしまい、かえって睡眠を阻害してしまうのです。

眠りに入りやすいのは体温が下降するタイミング。お風呂にゆっくり入り体温を高めて。パジャマはメリノウールのYARNで。寝具に入る前の時間は、カーディガンやリストウォーマー、レッグウォーマー、ソックスといった小物で、体を温めすぎずまた冷やさないようにしておくといいですね。寝具に身を滑り込ませる時間には体温が下がり、深い眠りへの準備に入ります。

薄くライトな着心地のYARNは、体の放熱や放湿を負担なく手助けしますし、もたつかず寝返りも打ちやすい、パジャマにもとても適したウェアです。

休日には起き抜けにそのままニットやスカートを重ねて。ニオイが出ないので数日着たままでも大丈夫。洗濯回数を減らすことで、環境負荷も軽減できますね。

ボアやフリースが手放せないという方がいらしたら、今年の冬はYARNのパジャマ使いで、体を開放してみませんか。寒い時期こそしっかりと深い睡眠をとって、風邪への抵抗力を備えたいですね。