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2024.04.20 | Partner’s Voice

Interview : エディター 堺あゆみさん 

エディター 堺あゆみさんにお話を伺いました。

 

堺さんのこれまでのご経歴や、現在の活動を教えてください。 

大学3年生の時にバングラデシュで教育普及活動をしているNGOに参加しました。アジア最貧困の状況を現地の小学校で目にして衝撃を受けました。経済的に豊かになるためには、教育と自立が大切あることを痛感したんです。

困難な状況にある国のポジティブな面を伝えることで関心を持ってもらって、結果的に社会貢献になるようなドキュメンタリー映像をつくりたい、とテレビ局を志望しましたが内定を得られず挫折。旅行代理店に就職したのですが、やはり伝える仕事がしたいと編集業界に転職しました。ハードな仕事でしたが、寝なくても辛くないほどおもしろくて、雑誌編集の仕事にのめりこみました。その後、2回転職をして大手出版社へ採用されました。管理職になり、webの部署への異動もあって、仕事と子育ての両立に限界を感じて退職。フリーランスの編集者になりました。

40歳直前で次女を出産後、体調不良が続き、やり残したことはないかと人生の棚卸をしました。学生時代の夢であった途上国支援にかかわることをしたいと改めて思っていた頃、訪れたパレスチナで「フリーカ」という古代穀物に出会いました。未経験ながらフェアトレードのオーガニックフリーカの輸入にチャレンジしました。伊勢丹百貨店のビューティーアポセカリーでの販売を実現し、メディアにも取り上げられました。おいしくてヘルシー、結果的に支援になると学生時代からやりたかった無理のない持続可能な途上国支援を実現できたんです。たくさんの素敵な人々との出会いを経験し、人生が変わりました。

 

堺さんは生活の面でも、仕事の面でも、 「自分らしく生きること」を大切にしている気がし ますがいかがですか?何か大切にしている考え方や、実践していることはありますか?

家族のため、友人のため、と今まで誰かのために生きてきた気がします。自己肯定感が低いせいか、自分の意見をなかなかはっきり言えず、頼まれごとを断ることが苦手でした。ですが40代後半で大病を患い、5年&10年生存率のデータを見た時に、死が一気に身近になりました。「残りの人生はやりたいことをやって生きていこう、もっと自分軸で生きよう」と決意しました。お金を使い切って死ぬぐらいの気持ちで、あまり先を考えず自分のためにお金を使いまくっています()。行きたいところへ旅をすることや、肌に触れて心地よいYARNのインナーウエアを着ることもその一つ。これからは「私」をもっと大切にして生きていきたいと思っています。

 

  女性起業家として多面的な活動をされています 。何か苦労したことや、今挑戦していることはありますか? 

お金の話をするのが苦手でした。儲けるということに何かきれいじゃないイメージがあって。かっこつけていたのかもしれません。でも、ちゃんと利益をあげないと事業は続かないことを痛感しました。商品に付加価値をつけ、きちんと対価をいただき、利益を出してサスティナブルな事業にする。それが結果的に誰かのためになるのだとわかりました。現在はクライアントに対してきちんと対価を請求できるようになりました。その分、きちんと貢献することでお互いに気持ちよく仕事ができている気がしています。

 

日本と世界をつなげる役割や、サスティナブルな活動では YARN との共通点を感じます 今後どんなことを目指していますか? 

パレスチナのおふくろの味であった古代穀物「フリーカ」を日本ではじめて広めることができたように、世の中に埋もれているモノ·コトを発掘し、独自に編集して付加価値をつけ紹介·発信する。今後もそのようなことができたらと考えています。また、マンションやビルの解体などで処分される運命にある、昭和の貴重な建具などを救い出し、付加価値をつけて次世代へつないでいくプロジェクトも準備中です。

 

YARN を知ったきっかけを教えてください。その時の印象はいかがでしたか?

ニュージーランドでYokoさんとの出逢いがきっかけです。最初はニュージーランドのほっこりしたイメージだったのですが、ホームページを見て「なんて洗練されていてセンスがいいんだ!」と感激しました。

 

YARN を実際に着てみた感想はいかがでしたか? 

ウールなのにちくちくしない、は本当でした!そして本当にあったかくて、気持ちがよかったです。デザインも素敵で身に着けていてうれしい気持ちになります。特にお気に入りはキャミソールです。色違いで揃えています。

 

様々なブランドがある中で、YARN の魅力はどういったところにあると思いますか? 

機能性とデザインを両立しているところです。ニュージーランドのウール、日本の縫製、サステナブルな取組み、唯一無二だと思います。2人の子供をかかえながらたった一人で異国で起業し成功した、というYokoさんの人生ストーリーもとても魅力です。

 

YARN オーナーの陽子についてどんな印象をもたれましたか? 

最初は、おっとりおとなしそうにみえましたが、芯が強くてポジティブな女性だとわかりました!() いろいろなことをすごく深く考えていらっしゃって、あきらめない粘り強さがあって、話していてとても楽しい!尊敬するビジネスウーマンです!

 

YARN の取り組むサスティナブルなモノづくりをどのように思われますか?

素晴らしいと思います。サスティナブルだから買うというよりも、気持ちいいから、デザインが素敵だから買う。結果的にサスティナブルという無理のないところに私も共感します。

 

  ここ数年で日本にもサスティナブルなファッション、モノづくりが、少しずつ浸透して きつつありますが、どう感じていますか? 

サスティナブルという言葉がひとり歩きしたり、ファッション化されて使われていることに違和感を覚えたこともありますが、人々の関心が高められるのであればどんな方法でもいいのかなと今は思っています。サスティナブルという言葉がなくなるぐらい、当たり前の世の中になるといいなと思います。昨年の春にニュージーランドを訪れて、人々の生活に当たり前に浸透していることに感銘を受けました。

 

YARN の将来の可能性や、今後に期待することはありますか?

YARNのインナーを身に着けたいという価値観の人がどんどん増えていくといいなと思います。また、コミュニティでみんなの声を集めた商品開発や、どこかのブランドやデザイナーとの限定コラボアイテムなど、さらにワクワクすることがあっても楽しそうですね!

 

 


 

堺さんとのインスタライブ対談 (こちらをクリックください)

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ぜひ御視聴ください。

 

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