2023.11.03 | Partner’s Voice
interview:イシグロ・カレン/ フォトグラファー
フォトグラファー
今回はYARNのモデル写真を撮影いただいている、ニュージーランド在住のフォトグラファー、イシグロ・カレンさんにお話をうかがいました。
撮影の様子を収めた映像もご覧ください。
ご自身について教えてください。
私はニュージーランドのオークランドに住むファッション、ポートレート、コマーシャルフォトグラファーです。小さい頃から写真家になりたいと思っていました。叔父が私にデジタルカメラをプレゼントしてくれて、その後も、一眼レフカメラを買ってくれたことがきっかけです。彼も風景写真家でしたので、写真について話し合えたことはとても素晴らしいことでした。私は写真を撮るうちに風景やモノよりも、人を撮影する方がはるかに面白いと感じて、ポートレート写真に移行していきました。私はずっとプロの写真家として芸術に携わることに憧れていたんです。
YARNの撮影はいかがでしたか?
Yokoと私は別の仕事で知り合って、今回YARNの撮影に誘われました。彼女のブランドのために撮影できて嬉しかったです。その日の雰囲気は非常に穏やかで、撮影する環境として素晴らしいものでした。私たちはオークランド近郊のビーチとスタジオで撮影しました。二つの異なる場所で、時間を分けて撮影することで、シーンや雰囲気が異なるものが撮れました。
撮影にあたって、どんな点を大切にしていますか?
YARNを撮影する際には、ブランドの本質である自然や天然の素材へのつながりの感覚を表現することが重要だと思いました。自然光を使用し、すべてが自然に溶け込むような、柔らかい空気感をつくり出すことを心がけました。
オーナー陽子についてどんな印象をもっていますか?
彼女は素敵な方です!Yokoは素晴らしいブランドをつくったと思います。今、世の中は多くの人々が地球と将来について考えています。YARNのインナーウェアは環境への影響を考慮しながらつくられていて、持続可能な未来に向けて誠実に取り組んでいると言えます。
YARN のインナーウェア商品についてどんな印象をもっていますか?
とても気に入っています。私はホールガーメント(Tiakiシリーズ)のタートルとレギンスとアンダーウェアを愛用しています。とても柔らかくて美しいシルエットです。トップスとして着用することが多いですが、下着として着用するのも好きです。楽しい色も含めて、さまざまなカラー展開をされていて、それがとても気に入っています!
YARNのアイテムを着用するとどのように感じますか?
快適でリラックスした気分になります。肌に触れた時のとても柔らかい感覚が大好きで、ずっと着続けていることがよくあります!特に冬の寒い時期には、セーターやパンツの下に着て、暖かさと快適さがふえる感覚を楽しむのが大好きです。
YARN のサスティナブルなモノづくり・取り組みをどのように思われますか?
素晴らしいと思います。今、多くの消費者が自分の購買決定についてサスティナブルな意識を高めていて、今後世界中でますます大切になっています。このような取り組みをビジネスの中心におくことはとても大切ですし、現代社会の事業を営むうえでとても重要なことだと思います。
NZ ではサスティナブル、エシカルな取組みが、自然に行われていて日本よりも浸透していると感じていますがどう思いますか?
日本にも環境に配慮したコミュニティや地域が存在すると思いますのでこれに答えるのは難しいです。ニュージーランドの人口は500万人と比較的少ないため、日本よりも環境への意識が高まっているように見えるかもしれませんね。「Clean NZ」などの取組みなど、キウィ(ニュージーランド人)の考え方にも影響を受けて、環境に対して意識して暮らしていると思います。
日常生活の中で最も大切にしていることは何ですか?
ニュージーランドのどこで一番過ごしたいと思いますか?
フリーランスの生活が大好きです。日々の生活が多様であり、仕事をする時間を自由に決められるところが好きです。全ての物事がうまくいくわけではありませんが、それでも私はそのライフスタイルをとても楽しんでいます。
好きな場所は西海岸のピハ(Piha)とムリワイ(Muriwai)エリアが好きです。いつも静寂を感じるのですが、最近はボルダリングを始めて楽しんでいます。体を動かすことに加えて、とてもソーシャルな活動でもあるところがボルダリングの良いところだと思っています。
日本とニュージーランドの違いをどこに感じますか?
ニュージーランドはリラックスした生活スタイルを持っていると思います。日本は非常に忙しい国でどこでも人が多いです。時折とても窮屈さを感じることもあります。ニュージーランドではそのような気持ちになることはありません。
オークランドでは車を30分走らせ西へ行ったり、少し北へ行ったりするだけで美しいビーチがあります。一方で日本の交通システムは素晴らしいと感じます。車を所有しなくても、ほとんどの場所に行けることができる。ニュージーランドもこういったシステムに取り組む必要があると思います。
ニュージーランドは政治体制がとても力強く透明性があると感じています。もちろん完璧ではありませんが、日本よりもニュージーランドでは人々が政治に参加している印象を受けます。若者も重要な議論に参加できるところが好きですし誇りに感じます。
カレンさんの実現したい夢や想いは何ですか?
いろんな国に旅行したいと思っています。COVID-19の3年間を「失われた」期間と感じている今、航空チケットや宿泊費が再び安くなって、旅行がしやすくなることを期待しています。私は世界中を巡るのが大好きで、この3年間本当に恋しかったので、また行きたいなと思っています。
YARN の今後に期待することはありますか?
世界中のもっとたくさんのお店で、YARNを見かけることを期待しています! 現在のグローバル市場にはサスティナブルな服に対する需要があると思うので、YARNがもっと発展してゆく未来を期待しています。
YARN