VOICE
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2023.10.01
& premium 掲載
雑誌【& Premium 】 − スタイリスト黒田美津子さんの選ぶ 「これから20年、使いたい日用品」のページに掲載いただきました。 − Lifelong Item vol.34 − 良いものを長く使う研究を重ねている スタイリストの黒田美津子さんが、これから20年使いたい日用品をセレクト。 (記事より) 動きやすいTシャツは、黒田美津子さんがプライベートでも仕事でもよく着用するアイテム。そこに求めるのは質の良さだという。 「一枚で着てもサマになるデザイン性る重要ですが、肌触りが良く、長く着続けてもへたらない上質な素材のものは、やはり身に着けていて気持ちがいいですね。ついヘビーローテーションしてしまいます」 最近見つけて「これは欲しい!」と思ったのが<ヤーン) のメリノウール100%のTシャツ。 「なんといっても肌触りがいい。シルクのように滑らかだけど、ウールなので抗菌、消臭作用があり、夏にさらりと着ることができます。冬場も仕事をしていると汗ばむことがあるので、オールシーズン活用できそうです。 すとんとしたシルエットがパンツスタイルにも合うし、丈感も私にはちょうどいいです」 Tシャツは消耗品なので新陳代謝するが中には残るものも、 YARNもそういう一枚になると思います。 − -
2023.02.20
「ギャルリももぐさ」にて、YARN 初のスライドトークをしました。
岐阜県は多治見市にある「ギャルリももぐさ」にて開催した企画展「百草冬百種展」の初日にスライドトークをさせていただきました。 テーマは「ニュージーランドから~YARNのものづくり」 開催にあたり、ももぐさのオーナーのあきこさんから、以下のようなご紹介のメッセージをいただきました。 「2011年ニュージーランドに移住された下山陽子さんが、このような思いに至りYARNを始められたお話やどのようにそのシステムが成り立っているかなど、是非聴きたい、と思いました。130年も前から女性参政権が導入され、先住民の議席もある国。羨ましい若く知的な女性首相。YARNの製品を通じて、自然との共生、子ども達に残せるより良い未来を生きていくヒントがあるのではないかと思います。」 ※全文は以下リンク先 百草冬百種展 2023|ギャルリももぐさ (momogusa.jp) このメッセージをうけて、私に何が伝えられるだろう?私にしか伝えられないことは何だろう?と考え、以下の4部の構成にすることにしました。 1)YARNとメリノウール 最初に私がYARNを立ち上げた理由や、メリノウールそのものの魅力、中でもYARNが採用している「ZQ認定メリノ」についての特徴をお話したいと思いました。チクチクしない優しい肌ざわりのこと、冬に温かいのはもちろん実は夏に涼しいこと、潤い・湿度を調整できてさらっと快適なこと、消臭効果やUVカット機能もあって、洗濯機で洗えてすぐ乾くことなど、日本にまだまだ伝わっていないと感じていた、メリノウールのたくさんの魅力です。 2)ファッションと社会課題 次にファッションが抱えている課題お伝えしたいと思いました。例えば、日本では人口が減少するなかでも、服が年間35億着も供給されていること。毎年48万トンが可燃・不燃ごみとして焼却・埋め立て処分されていること。海洋マイクロプラスチック問題の35%が合成繊維の洗濯であること。日本の繊維産業は30年前の1/4にまで衰退していること。経産省や環境省の調査データをもとに私たちが今直面している事実を伝えたいと思いました。 3)YARNが提供できる価値 そんな中でYARNは何ができるのか。以下の5つの約束をお話させていただきました。 1.ニュージーランドの自然の恵みであるメリノウール 2.Made in Japanのデザインとクオリティ 3.生産者の顔が見える安心のトレーサビリティ 4.自然・人・社会の未来を紡ぐサスティナビリティ 5.野鳥を保護する寄付活動 4)ニュージーランドの日常 最後は、ニュージーランドの大自然や、その中での暮らしや文化、教育の在り方、先住民のマオリ族の考え方や、多民族の多様性を受け入れる懐の深さなど、私自身の日常の生活風景写真を切り取りながらお話させていただきました。 YARNにとっても、私にとっても初めてのスライドトークでしたので、ドキドキしながらスタートしましたが、約1時間楽しんでお話することができました。参加いただいたお客さまのたくさんのご質問や、温かいお言葉、優しい笑顔が今でも記憶に残っています。 (以下、ももぐさのインスタグラムより) 昨日は企画展「百草冬百種展 2023」開催にあたり、ニュージーランドのメリノウールを使用したインナーウェアを展開しているYARNの下山陽子さんにお話を伺いました。 YARNの製品の1番の特徴である、メリノウールについてや、豊かな自然に囲まれたニュージーランドの様子を伝えていただきました。 ニュージーランドは野鳥や自然の保護に力をいれており、中でも、洗濯をすることにより、化学繊維から目に見えないマイクロプラスチックが海に流れ出しているというお話を聞いて衝撃をうけました。 着心地や機能性はもちろんのこと、サスティナブルなモノづくりをするYARNの理念にもぜひ注目していただきたいです。 ------------- YARNの活動をお話することで、心地よく豊かな生活をおくるきっかけになったり、環境に配慮する大切さへの気づきだったり、女性の起業を後押ししたり、何かの一助になっていたら幸いです。 また、このような機会をいただけるのでしたら、今後も積極的にお話できればと思いました。お気軽にお声がけいただけましたら幸いです。 -
2021.08.16
Suntory BOSS Coffee アンバサダー「VIVA - herald NewZealand 紙」インタビュー
日本の企業Suntory (サントリー) がニュージーランドでのBOSS COFFEE の販売がスタートするにあたって プロモーションとして、ニュージーランドのメディア「VIVA - herald NewZealand 」 とお仕事をさせて頂きました。 NewZealandとJAPANの2つの国を結んでものづくりをしている、ブランドYARN と アートとクラフトで人とカルチャーとを繋げるブリトマートのShop WONDER JOURNALの取り組み、 私の感じる日本とニュージーランドのことなどインタビューに答える形でお話ししました。 herald社はNZでは一番大きなメディアですのでとても光栄なことです。 日本にルーツを持つ私がビジネスを通して何を感じているかということを伝えられることはとても嬉しいことです。 海外で事業を立ち上げるのは容易なことではなく、言葉や文化の壁がたくさんあります。 でも一方で私が目指していること、表現したいことをサポートしてくれる周りの方々の励ましがあってこそ日々挑戦し続けられています。そしてそれは自分の存在をこのNZで感じることとして、喜びにつながっています。 以下、herald(新聞社)に取り上げられた記事です。 From places to pick up a Suntory Boss coffee, to spots that have that unique urban energy, we've been popping into some of our must-visit locations in the central city — like Britomart's entrancing Wonder Journal store, owned by Yoko Shimoyama (who also creates premium merino label Yarn NZ, which is stocked at the store and sold in Japan). Taking a break from her busy day, Yoko graciously shared her feelings about working across two markets, staying organised, and her fond memories of Suntory BOSS Coffee. Why did you decide to open in Britomart? What’s it like being part of the Auckland city centre – what do you love about your location? どうしてブリトマートにお店を開こうと思ったのですか?このロケーションの魅力は何ですか? I love the atmosphere of Britomart. It’s a fascinating place where historical buildings and modern elements blend nicely. There are a lot of sophisticated shops, cafes and restaurants that all create a rather urbane atmosphere. Lovely peoples visit the area from all around New Zealand and overseas, as well as locals and people working in the area. I think it creates a meeting point of people and culture.The Britomart community is friendly and supportive. Britomart runs cultural and artistic activities for locals to enjoy. Britomart recognizes the importance of protecting the environment, and aims to create a sustainable society. Which is the vision I share with my businesses YARN and Wonder Journal. ブリトマートは歴史的な建物とモダンな近代的な建物や景観の融合が魅力的な街です。アーバンな街ならではのスタイリッシュなカフェやレストランが並ぶ雰囲気も好きです。ここはオークランドのセントラルですのでオフィスの中心であり、また国内外の様々な地域からのビジターが訪れる場所です。文化の継承や環境への配慮をしサスティナブルなまちづくりに積極的に取り組んだコミュニティで、それぞれがサポートしあえる関係性を築けています。YARNやWonder Journalのコンセプトでもある人と人、モノやカルチャーが交差し出会う場所として発信するのにとてもマッチしていると感じました。 How do you juggle all your work responsibilities, stay organised, and have balance? 日々の仕事の調整やバランスをとることに心がけていることはありますか? Work efficiency is better in the mornings, so I deal with administrative tasks and reply to messages as quickly as possible to keep things in order. I don't spend too much time on the same task. I try to switch my mind by changing the content of my work throughout the day, such as thinking creatively about new Yarn NZ designs and products, changing the display in the Wonder Journal store, or looking at the works of artists and makers I want to work with in the future. 午前中の方が仕事の効率が良いので、事務的な仕事を処理したり、メッセージを返信したりして、物事を整理しています。同じ作業にはあまり時間をかけすぎないように切り替えながら効率よく作業をしています。新しく取り掛かるYARNの商品についてクリエイティブに考えたり、店内のディスプレイを変えてみたり、将来一緒に仕事をしたいアーティストやメーカーの作品を見てみたりと、一日の中で仕事の内容を変えることで、気持ちを切り替えるようにしています。 What motivates you? How do you find the energy and passion to be productive and boss your day? なにがあなたのパッションやモチベーションになっていますか? Seeing the happy faces of our customers is the driving force behind my work. It makes me delighted and thrilled when I see customers visiting my store Wonder Journal and choosing items with a sparkle in their eyes. We often receive messages of delight from people who have purchased clothing from Yarn NZ and become repeat customers because of the quality of the products. Connecting people, things, and culture is what I want to achieve through my business, so what makes me happy and motivates me to move on to the next step is that people like them and are happy to wear them. お客様の喜ぶ顔を見ることが、私の仕事の原動力です。ワンダージャーナルに来店されたお客様が、目を輝かせて日本やNZから集めた商品を楽しんで選んでいる姿を見ると嬉しい気持ちになります。人とモノと文化をつなぐことは、私がビジネスを通じて実現したいことです。YARNのウェアを購入し、その良さに惹かれてリピーターになってくださった方から、喜びのメッセージをいただくこともあります。そういったお声が私にとっての喜びであり、次のステップへのモチベーションになっています。 Do you have any advice for those out there wanting to be their own boss and start up their own business? これからビジネスを始めたいと思っている方にアドバイスするとしたら? The first thing to do is to take action, even if it is something small. You won't know anything until you try it. Especially when you are stuck in a worry loop, I think the most important thing is to actually try. By being curious and taking action, you will find the direction of what you want to achieve. 些細なことからでも、まずは行動をしてみることが大切です。何事もやってみないとわからないものです。特に悩みのループに陥っているときは、実際にやってみることが一番大切だと思います。好奇心を持って行動すること行動の積み重ねで、自分の実現したいことの方向性が見えてきます。 What do you find most rewarding about your business? なにがあなたのビジネスを通しての喜びですか? I love both countries, Japan and New Zealand, so working between the two and getting involved in connecting them, and making people in both countries happy, is the best reward of all. 私は日本とニュージーランドという2つの国が大好きなので、2つの国の間で仕事をして、2つの国をつなぐことに関わり、2つの国の人たちを幸せにすることが何よりの喜びです。 Could you tell us about your Japanese heritage? What does it mean to you? How do you relate to it? 日本の歴史的な価値、伝統、それはあなたにとってどんな意味や関係がありますか? My childhood experiences and the culture that has been passed down to me, such as seasonal events and closeness to temples and shrines, are ingrained as habits in my life. Also, being kind to others, being humble, and being helpful to others form the foundation of my way of thinking. 子供の頃の経験や、季節の行事やお寺や神社への親近感など、受け継がれてきた文化は、私の生活の中で習慣として根付いています。また、人に親切にすること、謙虚であること、人の役に立つことなどは、私の考え方の基礎となっています。 Are there any perceptions or traditions about Japanese culture that you want to challenge? 日本の文化や価値観を持ってチャレンジをしていきたいことはありますか? Japanese people are good at expressing themselves in accordance with traditional foundations. But they are also changing and adapting with the times and lifestyles, so I want to convey the real-time changes in Japan that are being produced at the forefront of the current creative process. Also, being located in Auckland, the largest city in New Zealand, we are able to dynamically connect people with each other. As a craft organizer, I would like to create new values that will be appreciated by both countries by creating a fusion and chemical reaction betweenNew Zealanders and Japanese people in this age. 日本人は、伝統的な基盤に則った表現を得意としています。しかし、時代やライフスタイルに合わせて変化し、適応していくものでもあるので、現在のクリエイティブの最前線で生み出されている日本のリアルタイムな変化を伝えていきたいと思っています。また、NZ最大の都市であるオークランドにあることで、人と人とがダイナミックにつながることができます。クラフトオーガナイザーとして、この時代にNZ人と日本人が融合し、化学反応を起こすことで、両国に喜ばれる新しい価値を創造していきたいと思います。 Do you have any memories of Suntory BOSS Coffee from your time in Japan? 日本に住んでいた時のBoss Coffeeの思い出はありますか? I personally have always loved the logo and design. I would drink a canned Suntory BOSS Coffee to refresh myself when I was done with my work. I remember buying a hot canned coffee at the station to warm up my hands while I was waiting for the train, as I was a train commuter myself. 日本に暮らしていた時、私はボスコーヒーのロゴやデザインが好きでした。仕事が終わった時には、缶コーヒー「BOSS」を飲んでリフレッシュしていました。電車通勤だったので、駅でホットの缶コーヒーを買って、電車を待つ間に手を温めていたのを覚えています。 Are you a big coffee drinker yourself? あなたはコーヒーが好きですか? I love the time I drink coffee. I have two to three cups every day and it is my major relaxation moment at my work. 私はコーヒーを飲む時間が大好きです。毎日2~3杯飲んでいますが、仕事中の大きなリラックスタイムになっています。 Where would be your favourite place to take a break and enjoy a Suntory BOSS Coffee? I would love to have the lovely canned coffees while sitting down in the most beautiful areas of Piha or Waitakere Forests ピハやワイタケレの森の美しい眺めの場所に座って、日本を思い出しながらBOSSコーヒーを飲みたいと思います。