VOICE
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2020.02.03
海はつながっている
なぜYARNは天然の素材、土に還る素材地球を汚さない素材 メリノウールを提案しているのか 今、多く普及している暖かいインナーやフリースなどの素材はポリエステルです。ポリエステル、アクリル、ナイロンはプラスチックです。ポリエステル素材を洗濯すると溶け出してマイクロプラスチックとして 海に流れ込みます。 マイクロプラスチックとは、環境中に存在する極小のプラスチック粒子(5mm以下の大きさ)これらは、日用品からは歯磨き粉、洗顔料、化粧品、そして衣類の洗濯による布からの合成繊維等が下水から流れ出ます。自然界で分解されないプラスチックは小さいので海の中でどんどん広がっていきます。 この小さなプラスチックは、合成繊維で出来た衣服を洗濯する事で海に流れているのが大半と言われています。海はお洗濯ごとに汚れ 結局は食物連鎖によりプラスチックを食べてしまった サカナを人間が食べてる、という循環。着心地のよさももちろんですが何を選んで身につけるのかは 地球の未来と繋がっています。 YARNは今の事だけでなく 先のことも考えれるクリエイションを目指しています。もちろんいつも身に付けたいと思える素敵なデザインであることも日々の楽しみとしてとても大切にしています。 ニュージーランドのビーチはどこにいってもゴミが落ちていませんし浮かんでいません。 とても美しいです。 -
2020.01.04
ニュージーランドメリノ・カンパニーを訪れました。
私の住むオークランド(北島)から飛行機で1時間半ほどのクライストチャーチに本部を置くニュージーランドメリノ・カンパニーを訪れました。 クライストチャーチ(ニュージーランド南島にある都市)は歴史的建物やイングリッシュガーデンのお庭が美しい街です。 YARNはZQ認定メリノを使用しています。 ZQ認定メリノとは、牧場の水質、土壌などの環境保全、羊や犬の健康とストレスフリーを第一とする飼育、牧羊における作業の安全管理を実践して生産された羊毛であり、最高品質を生み出しています。ニュージーランドメリノ・カンパニーによって牧場から最終製品までが透明化され、サスティナブル(持続可能)なサプライチェーンを管理しています。ZQ原料を採用することはYARNの取り組みにおいてとても重要なことです。 会社のエントランスに入ると羊型のWelcome boardにYokoと名前を書いてくれていました。ミーティングルームに入るとテーブルにはオーガニックベジタブルとディップで彩りも鮮やかに盛り付けられたWelcome food。おもてなしが嬉しい!こちらは社内の食堂オーガニック野菜を中心にヘルシーで新鮮な出来たてのメニューが並びます。 スクリーンがあり勉強会などをするスペースインテリアも天然素材と羊毛の製品でおしゃれ。(クッションが羊毛フェルトの手作り!) 刈り取られた羊毛の展示スペースもあります。羊毛は細さによって作られる製品が違ってきます。絨毯だったり、セーターや靴下など、インテリアとしてや断熱材としても使われます。YARNのメリノは最も細いものを肌に触れるインナーとして使用します。 今回のミーティングでは、YARNの取り組みや今後の展開について話し合いました。メリノカンパニーにある膨大なメリノに関する情報を共有しブランドをサポートしています。私はYARNを通じてこの素晴らしい取り組みを日本の皆様に伝えて行きたいと思っています。 羊を育てるところから製品になるには、たくさんの人の想いと労力と技術が紡がれて出来上がります。目には見えないものですが、YARNを手に取ってくださった方にその真心が伝わるようなものづくりを心がけています。 今回の訪問ではスタッフさんたちの仕事への愛情と情熱が伝わり改めて私も頑張ろうと思いました。ニュージーランドの人はそうなのですがミーティング中もユーモアいっぱいでたのしくとても充実した時間になりました。