VOICE
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2020.05.12
YARNのサスティナビリティとエシカル
環境に配慮したものづくりを大切にしています。 サスティナブルは持続可能な社会、今のことだけではなく将来にわたって良い社会と自然環境を保ち続けること。 経済的に豊かになることと、地球環境を守ることは相反する流れのように思いますが、どちらも実現させていくのがこれからの未来の形に不可欠だと思います。 日本では1年間で29億着の衣服が供給され、半分以上の15億着が売れ残っているといわれます。その多くがブランド価値を保つために廃棄処分されている。。。こうした“衣服ロス“は今、大きな問題となっていて、ファッション業界でもサスティナブルに取り組むところが増えてきています。 今起きているパンデミックは私たちに消費について今一度考えさせられるきっかけになったのではないかと思います。私自身もロックダウンを経験して、物事の価値観や消費行動も以前よりもっと良く考えるようになりました。本当に必要で、身の回りにおいておきたいものってなんだろう。 どれだけ買うのか どのように使うのか それらはどこからきたのか ローカルをサポートすることも前よりずっと意識します。 暮らし方、生き方がシンプルになることで少しづつ地球への負担もなくなるのではないかなと。規模の大きなことから考えるのではなくまず自分の周りにいる人を大切に思うと、人とのつながりをより感じられて、そうして繋がる気持ちがきっと遠くに暮らすひとのことも、国や人種を超えて、そして地球のことも大切にできるのだと思います。 -
2020.04.03
オルタナティブに生きる
NZ移住のきっかけは最初にNZを訪れたのは13年ほど前。 家族で数ヶ月の予定で暮らしたNZが時間がたてばたつほど離れがたくなってここに住みたいという想いがじわじわと湧き。移住計画を立てることになりました。自然が身近で美しいことも魅力でしたが、その時たくさんの人が私たち親子に親切に接してくれたことも大きいです。 ほとんど英語が喋れないにも関わらず温かく迎えてくれ、お家にお茶に気軽に呼んでくれたりピクニックやホームパーティに誘ってくれたので、あっという間に馴染むことができました。好奇心が旺盛という性格も相まって、色んな人種の人たちと知り合えたことはこれまでと違ったオルタナティブな(選択肢を持つ、別の方法、代わりになるもの、既存に無い)考え方をするきっかけになりました。「どうしてNZに来たの?」って言われると「子供達にオルタナティブなチャンスを与えたかったから」と答えていたのですが、実際は自分が一番そうしたかったのかもしれません。 NZの暮らしは自分がいいと思う感覚を大事にできて、本質的でいられる。日本にいた時、まわりの価値観や意見に、情報に知らないうちに左右されていて私は、本当はどう思っているのかということに意識を向けなくなっていたように思います。 英語環境なのでテレビをつけても何について語ってるかよくわからないし、レストランやカフェ人が集まる場所に行っても英語なので耳に入ってこないんですよね。無意識に入ってきてた情報量が減って、情報は必要なときに自ら得るということをするようになったらすごく楽になっていることに気づいたのです。 気づいたらNZに暮らしてもう10年も経ちました。 今も変わらず、美しいな、いいところだな、気楽だなと思いながら暮らしています。 -
2020.02.03
海はつながっている
なぜYARNは天然の素材、土に還る素材地球を汚さない素材 メリノウールを提案しているのか 今、多く普及している暖かいインナーやフリースなどの素材はポリエステルです。ポリエステル、アクリル、ナイロンはプラスチックです。ポリエステル素材を洗濯すると溶け出してマイクロプラスチックとして 海に流れ込みます。 マイクロプラスチックとは、環境中に存在する極小のプラスチック粒子(5mm以下の大きさ)これらは、日用品からは歯磨き粉、洗顔料、化粧品、そして衣類の洗濯による布からの合成繊維等が下水から流れ出ます。自然界で分解されないプラスチックは小さいので海の中でどんどん広がっていきます。 この小さなプラスチックは、合成繊維で出来た衣服を洗濯する事で海に流れているのが大半と言われています。海はお洗濯ごとに汚れ 結局は食物連鎖によりプラスチックを食べてしまった サカナを人間が食べてる、という循環。着心地のよさももちろんですが何を選んで身につけるのかは 地球の未来と繋がっています。 YARNは今の事だけでなく 先のことも考えれるクリエイションを目指しています。もちろんいつも身に付けたいと思える素敵なデザインであることも日々の楽しみとしてとても大切にしています。 ニュージーランドのビーチはどこにいってもゴミが落ちていませんし浮かんでいません。 とても美しいです。